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脂質とタンパク質中心の食事は理に適っている 正しい糖質制限とは 現代人の病気・不調の理由

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今年の4月に発売されたこちらの本をご存知ですか?
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なぜ現代人は不具合だらけなのか?

人の体ってどうしたら調子がいいのか?

こういう本て、賛否両論ありますし
糖質制限には様々な意見がありますが

そもそも、糖を制限しても
脂質をエネルギー源とすれば
なにも危険ではないし、体が喜ぶ、ということです。

ヒトの体のエネルギーの使い方がわかりやすく書かれていて
その上で、何を食べるか、ということも
できることから少しずつ変えてみればいい
という書き方をしています。

慢性的に体が不調だという方に私はおすすめだと思います。

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「糖」と「脂」の2つのエネルギー源

人はエネルギー源とするものが2つあり
それが「糖質」と「脂質」です。

糖はエネルギーに変わるって
教科書とかに書いてあってみんな知ってますよね。

だから糖を摂らないと動けない!と、みんな思ってます。

ところが「脂質」もエネルギー源になります。

穀物が無かった頃の原始人は
ほぼ、脂質をエネルギー源として生きていた、と。

農耕も発達していない時代、
狩猟などで生きていたわけですから、
肉や魚の脂だけがエネルギー源です。

だから本来、人は、
脂質をエネルギーとして生きる動物だということがわかります。

実際に人の体は
糖質を貯めるタンクは、2000キロカロリーしか貯めることができないのに対し
脂質を貯めるタンクは、4万キロカロリーも貯めることができるのだそうです。

この本では
脂質のタンクからエネルギーを使うべき理由が
実にわかりやすく書かれています。

糖質というエネルギーの使われ方

現代人は、「糖質」を主なエネルギー源としています。

現代は穀物などの炭水化物が多く出回る時代で
狩りをしなくてもお店に行けばすぐに食べ物が手に入るからです。

だから脂質のタンクを使わずに
糖質のタンクに貯めては使い、
またすぐに空になるので
すぐに補給して使う。

これが現代人です。

で、糖質のタンクを使う生き方だと
糖を摂っては血糖値が上がり、その後急激に下がる
という現象が起き、

(こちらに詳しく書きました
子供に甘いものを食べさせない理由 知っておきたい糖と体の関係)

この血糖値の上下が激しいと
供給するエネルギー源が安定しないために
内臓や脳の機能も安定しなくなり

結果、疲れやすかったり眠かったり、情緒不安定になります。

糖のタンクは出し入れしやすいので
脂質のタンクより優先して使われがちになるそうです。

それがますます、糖中心のエネルギー代謝になり
ますます糖を欲しがり、
体・メンタルを不安定にさせます。

脂質というエネルギーの使われ方

一方で脂質の場合
血糖値の上下がありません。

しかも4万キロカロリーも貯めておけるので
安定してエネルギーを供給することができ、
内臓や脳が安定して機能します。

脂質をきちんと摂っていると
すぐにエネルギー切れになったりせず
集中力や記憶力が最大限に発揮されます。

要は、体にとって
最高に安定感のあるエネルギー源だということです。

良いアブラ

脂質、つまりアブラを積極的に摂ることを
この本では常に訴えています。

糖質中心じゃなくて、アブラとタンパク質。

糖をゼロにするわけではなく
割合を変えるということです。

で、トランス脂肪酸などの悪いアブラはもちろん論外で
「良いアブラ」を摂る必要があります。

体の細胞壁、脳、その他
体は主にタンパク質と水とアブラでできているので
このアブラが悪質なものでは
体に様々な不具合が出ることは想像がつきます。

例えば、アトピーなど皮膚の炎症。

私の親戚は教師が多いのですが
その子供達が、なんと、みんな、アトピーです。

理由の1つに、学校の給食でマーガリンを食べるからです。
ジャムと一緒に出てくるのもマーガリンですよね。
(他にも原因は色々ありますが)

で、先生の子供にも悪いアブラが受け継がれるわけです。

胎児は主に
「タンパク質」「水」「アブラ」の3つでできていますよね。

母体が摂るそれらが悪いものなら
子供もそれを持って産まれるからです。

この本の中で
良いアブラについても詳しく書かれています。

細胞壁もアブラ、
脳も6割がアブラでできています。

良いアブラを摂れば
肌も滑らかになり
脳の情報伝達はスムーズになります。

アブラに意識を置く

人の体は
より多く摂取するものをエネルギーとして使うそうです。

つまり、脂質のタンクを使うようにしたかったら
脂質を多くとるようにすればいいということです。

これまで避けていた「アブラ」について
学んでみると面白いことがわかりますし
世の中には様々なアブラがあって
何が良くて何が悪いのか、
なんてこともわかってくると

『アブラを選ぶ』ようになります。

人の成分の基本、
「タンパク質」「アブラ」「水」です。

これらを積極的に摂ることを意識すると
糖が中心の食生活より
体の調子は良くなります。

これは理に適っています。

さいごに

何を食べているかで

病気になるか
常にベストの状態か

そんなことが変わってきて

つまりは人生をも変えます。

そんな具体例も多く書かれています。

で、こういう話が嫌いな人もいます。

糖質制限が危険だとか
糖質制限によって亡くなった人がいるとか。

糖質だけ制限して、
他のエネルギーが足りなくなっていたり
肝心なタンパク質を摂っていなかったり
という人も多いし

多忙、過度なストレス、運動量など
人によって影響するもの、その程度は違うので
明確な原因がわかりません。

これだけ無くせばいい、
これだけ摂ればいい、

ということを言ってるわけじゃなくて、

ただ、現代人がなぜ病気がちで弱いのか、
それには明らかに
「何を食べているか」が影響しているのは明らかです。

情報は自分で手に入れる時代です。
生き方は自分で選ぶ時代です。
常識に疑問を持つ時代です。

是非、読んでみてください。

納得できるポイントは取り入れて
それ以外はスルーして

「体」「生活」「人生」を
自分なりに、良い方向に変えていきましょう。

☆実際にやってみました☆
ファットバーニングの食事に切り替えた結果 その効果 集中力アップ 代謝・体温アップ 肌艶アップ 体重減 間食減

ファットバーニング移行から3週間 再び変化したこと 食事量 消化器官のアンチエイジング

ファットバーニングによって不要になるもの 高価なサプリ 化粧品 薬 無駄遣い

☆こちらも参考に☆
白米の弊害 糖の過剰摂取の弊害 眠そうな子供 キレる子供 何を食べるか、という重要性

追記

2016/7/6のヤフーニュースで
以下のようなことが出ていました。

<引用>
バター、ラード、赤身肉などに含まれる飽和脂肪酸が、
早死リスクを上昇させることを確認したとする、
30年間に及ぶ研究結果が5日、発表された。

その一方で、
飽和脂肪酸をオリーブオイルなどの不飽和脂肪酸に切り替えることで、
健康上の大きな恩恵が得られる可能性があるという。

12万人以上を対象とした今回の調査結果をまとめた研究論文は、
米医学誌「JAMAインターナル・メディシン(JAMA Internal Medicine)」に発表された。

健康に及ぼす影響に関しては、
半硬化油製品であるマーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸が最も深刻だった。

一方で、不飽和脂肪酸の大量摂取については
「同量のカロリーを炭水化物から摂取するのに比べて、
全体の死亡率を11~19%の範囲で低下させることに関連していた」としている。

ここでの不飽和脂肪酸には、
魚油や大豆油、菜種油などに含まれるオメガ3やオメガ6などの多価不飽和脂肪酸も含まれている。

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