歳をとることに対して
焦りや恐怖を感じるのはなぜでしょうか？

「もうすぐ誕生日だなぁ」
ってふと思ったんですが

20代後半くらいの時に
ものすごい焦燥感があったのに

今、それほど感じてない自分に気付いたのです。

きれいごとでもなんでもなく。

誕生日が嬉しくない、その心理ってなんでしょうか。

誕生日が近づくと、特に女性は
「また歳とっちゃった～」
「もうオバサン」
なんて言います。

私も24歳くらいの時に
「やばい！もう20代も後半！？
ひえ～～やばっ！」

って何がやばいのかわかりませんが
謎の焦りを感じるようになりました。

その理由が、今ならよくわかります。

 

疑問を抱えて生きてたから。

 

自分の日常といったら
家と会社の往復で、貴重な土日休みも仕事で潰れ

毎日何食べてんのかもわからず
やることとストレスに追われまくって
そんな状態で一時停止することもできず
突っ走っていました。

この状態であと30年くらい突っ走らなきゃいけない

そう思った時、
一体何のための人生か、よくわからなくなり
異常な焦燥感に襲われました。

何かしたい・・
何か違う！
でもよくわからない・・
あーーまた月曜日が来るっ！！

その状態で、誕生日が嬉しいわけもなく。

 

子供の頃って
誕生日はものすごく嬉しいものでした。

それは
まだ見ぬ世界がいっぱいあって
まだしていないこと
できるようになることがたくさんあって

自分は今後何になる？
何ができる？
あれも好き！これも好き！

で、溢れていたからです。

大人になるとみんな、
「もう全部見た」かのように
目の前のことに追われて生きています。

私達夫婦は、
子供ができたことを機に生き方を変えました。

20代の時には想像もしていなかった生き方を
今、しています。

住む場所、選ぶもの、持ち物、食べるもの、知識、
以前と全く違います。

この先も、どんどん違ってくるでしょう。
もっといろんな場所に行き
もっといろんな経験をするでしょう。
子供達がどうなっていくかも楽しみです。

 

もうすぐ誕生日が来ますが
昔感じた老いへの恐怖や焦りを感じていない自分がいて
気付いたんです。

今、心から

「生きてる」

を実感して生きていることに。

土と自然と一体となって、その恵みを感じて
人と分け合い、支え合うことがとても幸せで

20代の頃には感じなかった幸福感です。

良いことも悪いことも
自分の中でイイ意味で糧になっていることがよくわかります。
歳を重ねるごとに自分が深くなっていくこともわかります。

だから人生は面白い。

 

『誕生日』

 

歳を重ねるということ、

あなたはどう感じていますか？

そこに自分の思っていること、全てが集約されているのではないでしょうか。

誕生日が近づいてきたら
自分というもの、生き方、
見つめ直してみるといいかもしれません。