Smile page

Read Article

本当の貧しさとは 自らの欲で自らを生き辛くしていることに気付かない私達

スポンサードリンク

『貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、
無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ』

古代の哲学者の言葉だそうです。

つい最近、とある動画を観たのですが
それがとても印象的でした。

スポンサードリンク

ある裕福な家に育つ女の子がいました。

そのお母さんが「貧しさ」を体験してほしいと
一緒に田舎の貧しい家にホームステイします。

田舎暮らしを満喫し、帰ってきて
母親が娘に「どうだった?」と聞きます。

女の子が答えたのは

「うちには広い庭があるけど、
あっちでは庭というものがなかったわ」

「うちは不動産をもっているけど
あっちでは目の前の自然全てが土地だったわ」

「うちはスーパーで買わないといけないけど
あっちでは畑にたくさんの野菜があって、しかもそれを人にあげてたわ!」

「お母さん、私達がどれだけ貧乏かわかったわ!」

母親は驚き、何も言えませんでした。

世界一貧しい大統領として知られる
ウルグアイのムヒカ大統領の言葉を思い出します。

『無限の消費と発展を求める社会は、人々を、地球を疲弊させる』

貧しさとは
地球と共存できないこと だと思います。

便利で魅力的なものがすぐに欲しい
次から次にモデルチェンジしたい
新しくないとダサい、いやだ・・・

こんな人間の思いから
人間は自分で自分の首を絞めるかのように

新しいものを生み出すためだけに生きて、ボロボロになって死にます。

経済、会社、仕事、、、それが最優先?
本当にそうでしょうか。

それで人も地球も、もつのでしょうか。

私達は肉体を借りて、なぜか命を宿してもらい
地球という場所に生きているのに

自分の「欲」に振り回され
「生かされている」ことすら忘れています。

欲のために
自分の大事な人、子供、家族、、、全ての人にとって大切な
「心」とか「環境」とか
そういったものは、どんどんボロボロになっていきます。

私は、「最低限」という言葉が好きです。

家電製品、
嗜好品、
服、
靴、
車、
食べ物、
便利グッズ、
健康グッズ、
薬、

ありふれているモノ、全て最低限でいいです。

「念のため」「便利だから」という理由で
人々はありとあらゆるものを買います。
新しいモデルが出れば、持っているものを捨て
また買う。

どれだけ「無駄」を産んでいるか。
そして、どれだけそれに気付いていないか。

モノを作った労力、
発送する人、
お金を処理する人、

全ての労働が一瞬で無駄になっていく時代です。

そんなことのために支払われる給料を捻出するために
更に労働を強いられます。

これも食品会社や製薬会社と同じ話で

地球のこと、労働者の過労などどーでもよく
売れればいい のです。

このマネーゲームに振り回されていたら
人生の豊かさなど感じないで死ぬことになります。

これが「本当の貧しさ」。

人として、地球に生きるものとして、
大事なものを忘れ、または見ようともせず
ただのマネーゲームに追われて死んでいく。

見栄とか、地位とか、そんなもん一切捨てて

何が「豊かさ」か

それについて、死ぬ気で時間を作って
死ぬ気で考えた方がいいと思います。

私達は「欲」に振り回され地球をボロボロにするために
命をもらったのでしょうか。

URL :
TRACKBACK URL :

Leave a Reply

*