妊娠を喜んだのも束の間
切迫流産と診断され
頭が真っ白に・・

絶対安静？
会社はどうしよう？
赤ちゃんは大丈夫なの？

私自身も数年前に経験しました。

慌てず自分で何が大切かをゆっくり考えましょう。

私が仕事を休職すると決めた経緯

GWの連休に妊娠がわかり
週が明けた月曜日、
出勤しようと思った朝、出血しました。

「え？え？妊娠してるのに出血！？流産！？」

顔面蒼白になり、とにかくすぐに病院に行きました。
医師から「仕事はダメ」と言われ
そこで初めて切迫流産という言葉を知りました。

上司には妊娠の報告とともに
「切迫流産」という症状で
出血があるため休むことを伝えました。

私も初めてのことだし
子供がいない上司にとっても初めてのことで
2人でパニックになっていました(^_^;)
きっと上司も切迫流産という単語を
ネットで調べたと思います。笑

その翌日、
出勤しようとしたら再び出血！／(´ω｀;)＼ｷﾞｬｰ!!

医師から
「家で横になってなさい。何もしないで。
あんた仕事は辞めなさい、診断書書くから」
と。

頭の中が真っ白になりました。

さて、困った(-_-;)
子供は欲しかったけど・・
育児休暇とかあるこの時代に
仕事を辞めるはめになるなんて思ってなかったのです。

でも私は
自分の気持ちがハッキリしてることも
わかっていました。

お腹に来てくれたこの子の命が何より大事だと。

会社の反応

会社で私より先に妊婦になった先輩がいました。

先輩はつわりが酷く
急に休むことが多々ありました。
本人が大変なのはみんなわかっていましたが
プレゼンの日に休まれることもあり上司は困っていました。

それを見ていた私は
不安定な状態で会社には行かない
と決心しました。

切迫流産というのは
経験したことが無い人には理解しがたい症状です。
(詳しくはこちら
⇒男に効く言葉はコレ 切迫流産で自宅安静 旦那が家事に非協力的 3つの言い回し)

もし私に妊娠の経験がなく
妊婦の女性社員が切迫流産で頻繁に会社を休んだら
「そんなに大変なの？甘えてない？」
と思っていたはずです。

わからないことを説得するのも面倒だし
迷惑かけるのも嫌なので
「医師から仕事はしてはいけないと診断されました。
ご迷惑になるし退職します」
と上司に伝えました。

上司はまさか辞めるとは思ってなかったので
慌てて人事の方を私に会わせました。

「傷病手当金」や「育児休業給付金」などの話をしてくださり
とりあえず「休職」という形をとって
落ちつくことになりました。

後から聞いた話ですが、
私が突然の妊娠に動揺し
具合も悪く、医師に辞めろと言われ
パニックになって退職するなんて言い出した！
とみんなは思っていたようです。
(どんな慌てんぼさんだよ。笑)

これまで会社の対応や妊婦の女性社員の方をみてきて
以下のような場合、
キッパリと休職なり退職の旨を伝えるのが良いと思います。

潔く判断することが双方のためです。

パワハラ的発言をする会社に将来はない

「妊娠したくらいで休むな」
「休職なんてしたらクビだ」

そんなことを言う会社は
その程度の会社です。

私の上司がよく口にしていました。
「誰か抜けて、それを補えないようでは、組織(チーム)ではない」

社員に何があっても助け合う、
そういう雰囲気がないと
人は育たないし会社も成長しません。

パワハラ的な発言をする会社は
潔く辞めたっていい、
と私は思います。

もっと良い会社が他にたくさんあります。

心強い手当

妊娠がわかった瞬間
お金のことが心配になります。
通院にかかる費用や、会社を休んだら・・？

でも大丈夫です。
定期検診には補助金がでるし
傷病手当金という制度もあります。

【定期検診費】
初めて産婦人科に行った時
検尿、内診、採血、その他検査もろもろで
27000円程かかり、驚きました。

妊娠した途端、なにこの出費(>_<｡)！

しかしこれは定期検診の補助券を使えば返ってきます。
母子手帳を受け取る際、一緒にもらえます↓
妊婦検診はこの補助券でだいたいカバーできます(^-^)
(※定期検診以外に検診が必要になった場合は自費になります)

【傷病手当金】
ケガや病気で仕事に就けない場合
傷病手当金というのがもらえます。
詳しくはこちら

傷病手当は給料の3分の2がもらえるので
私は1ヶ月、21万円の3分の2で、14万円ほどもらいました。

医師の診断書を会社に提出すれば
手続きしてもらえます。
申請しましょう。

【失業保険】
妊娠中に会社を辞めた場合、
退職から1ヶ月以内に
失業保険を申請しましょう。
詳しくはこちら

人生を長い目でみる

私のように
妊娠してガラリと状況が変わってしまうこともあります。

不安や焦りに襲われることもあります。

そんな時こそ
自分の気持ちに正直になりましょう。

「子供はいずれ欲しいと思っていた」
「キャリアの方が大事、今は仕事がしたい」
「育児が落ち着いてから再就職すればいい」
「短時間のパート・バイトでもいい」
「これを機に在宅で仕事をしたい」
「この際、続けて2人目も産みたい」

実際に私は会社を辞め
現在は自然に囲まれた田舎で
子育てしながら、やりたいことをしています。

今、会社を辞めたから
仕事が無くなったから
それだけで全てが決まるわけではありません。

人生、あなたが何を選んでいくかです。

さいごに

会社は赤ちゃんを守ってはくれません。
仕事は産んでからでもできます。
今、お腹にいる子は失ったら取り戻せません。
これだけは確かなことです。

パートナーと十分話し合い
意思を固めてから会社に相談するとスムーズだと思います。

今、何をしたいのか
何が1番大切か
自分で決めましょう。