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子供が1度は実家を出るべき理由 親という価値観からの解放 離れるからこそ感謝する

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子供に1人暮らしなんて・・

そう思っている親がいたら
それはただのエゴです。

私が実家を出て1人暮らしを始めたのは
大学に合格した19歳の時でした。

『実家を出る』

これには子供にとって
とてつもなく大きな意味があります。

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親からの解放

実家を離れると
自分の中で少しずつ変化が起こります。

それは毎日顔を合わせていた
『親』の影響を受けなくなるということです。

「こうしなさい」
「こうであるべき」

子供は親の元では、良くも悪くも
親から受ける価値観に縛られて生きています。

それが段々と薄れていきます。

1人ってことは
全てを自分で決めるということです。

この解放感によって
自分の中で制御していたこと、
壁を作っていたこと、
それらが無くなっていきます。

新しい価値観

これまであなたに大きな影響を与えていたのが
親だったとすると、
家を出るとそれが違うものに代わります。

学校の友達
バイト先の仲間
職場の仲間

それらの世界があなたの『環境』になります。

外の世界は面白く実に様々な人がいます。

自分が当たり前だと思っていたことを簡単にぶち壊す人もいます。

それは絶対にやっちゃダメだろってことを平気でやる人もいます。

自分にはできないことをする人もいます。

自分にないものばかり持ってる人もいます。

そんな出会いや刺激の中で
今まで身を置いていた「家庭」という環境が
クレイジーであることを思い知ったり
とても狭い世界でしかなかったことを実感するわけです。

色んな生き方があっていい。
色んな考え方があっていい。

それを知ると
人生が大きく変わります。

離れるからこそ感謝する

親と一緒にいる時は
親の存在が当り前過ぎて
素直に感謝できないことがあります。

それどころか喧嘩したり
衝突し合ったりします。

家を一歩出てみると
これまで何から何までしてくれた親はいない、
自分で全てのことをしなくてはいけません。

朝起きて、朝ごはんが出てこない・・・

親のありがたみをしみじみ感じる瞬間です。
「あれは、当り前ではなかったんだ」

朝からご飯を作るって
1人暮らしの社会人の方、どれくらいやってるでしょうか。
学生さんなら作る人なんてほとんどいないと思います。

朝から魚を焼き、味噌汁を作ってくれた・・
パンを焼き、目玉焼きを焼いてくれた・・

そんなことに心から感謝するんです。

食べ終わったお皿も、私がテレビを観てる間に洗ってくれた・・
その後、お米も研いでくれていた・・

今まで見えなかったことが見えてきます。

私は恥ずかしながら
家を出るまで何も見えていませんでした。

大学生になってお米の研ぎ方も知らない
生活力ゼロの世間知らずの娘。

現在、実家暮らしの高校生や
大学生にも接することがあるのですが
やはり親には反抗的な子が多いです。
親御さんもそれに対して悩んでいます。

でも一緒にいると親子ってそんなもんですよね。

反抗している子は時期が来たら家を出ればいいんです。
一瞬で親のありがたみがわかりますから。

価値観が狭いのはリスク

特に田舎では
『長男が家を継ぐ』
というのが今だに根強いですよね。

それ故、実家を1度も家を出たことが無い
なんて人も珍しくありません。

で、これはものすごくリスキーだということに気付く必要があります。

なぜなら
一生「親の価値観」の元で生きることになるからです。
そして、それ以外を受け入れられなくなっているからです。

うちの市内のとある集落で
今だに村八分のようなことをしている場所があります。
「違う考えを持つ奴は出て行け」
という風習ですね。

これじゃ田舎に若者が寄ってこないわけです。
その集落が発展しないわけです。

例えば
福島の震災でも同じようなことが起こっています。

被ばく量を考えても
若者が福島に住み続けるのはとても危険なはずですが
親世代は
「国が大丈夫と言ってるから大丈夫、
地元を捨てて他県に行くなんて何事だ!!」

なんて言うわけです。

あれだけの非常事態でも
「場所を移動する」という選択肢はとらない。
命よりも「新しいことはしない」方を選ぶわけです。

昔から住んでいる場所にずっといるのが当然だと。

ずーっと親と一緒にいるということは
「価値観が狭い」
ことすらあなたは気付かず生きていくということです。

そして例えお嫁さんをもらったとして
そのお嫁さんがものすごく面白い考え方を持っていても
親も夫もそれを受け入れない、という
悲しい結果に終わってしまうということです。

様々な考え方を知らないと
様々な人に対応できず
ますます世界を狭めることになる。

これじゃこの先の時代に対応できません。

子供にも家を出て欲しい

私達夫婦は
自分の子供達にも家を出て欲しいと思います。

1人になって知ることがたっくさんあるからです。

良いことも悪いことも
何でも見てきて欲しい。

それが人間力を上げます。
世界を広げます。

親の役割なんて所詮微々たるものです。

子供達がこれから出会う人、生きていく場所、
そういうものでどんどん価値観が造り上げられていきます。

親の考えにとらわれず
そうやって自分なりの軸を探して欲しいと思います。

さいごに

私は実家を出てから
親に対して素直にものを言うようになりました。

それは両親に感謝できるようになったからです。
同時に広い世界へ飛び出すチャンスをくれたことに
心から感謝しているからです。

親元にいないといけない
そんな考えを押し付けてはいけません。

『子供の世界を狭めない』

それが親がしてあげられる最高の育児ではないでしょうか。

そのために支援できることはしてあげたい、
だから子供のためにも毎日頑張れます。

『家を出る』
これには想像以上の意味があります。

それでは、
今日も読んで頂いてありがとうございました(_ _)✩.。.:*・゜

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