予備校の寮に入ることが決まったら
実際に、そこでどう過ごすかは重要なポイントになります。
私も様々な寮生を見てきました。
忘れちゃいけないのは、
親が高額なお金を払ってくれていること。
だからこそ
最大限、その環境を活かすべきです。
厳しさをやる気に変える
寮の部屋は最低限の広さと
最低限のモノしか置けません。
私は初めて寮の部屋に入った時に
「狭いシングルのホテルより狭い!」
と驚きました。
ベッド、小型冷蔵庫、机、棚、だけで部屋が埋まっていました。
大学生の1人暮らしとは違います。
『大学にも受かってない身で贅沢言うな』
そう神様から言われている気分でした。
部屋の狭さと娯楽が無い環境。
現実の厳しさに心が折れそうでした。
1年でここを出る
逆に、そう決心してやりましょう。
文句を言うなら出ていくべき
私がいた寮では、
他の人の部屋を行き来できるのが20時まででした。
当然、それを守ろうとしない子も出てきます。
部屋に戻れば1人ぼっちでさみしい、
友達と話してれば楽しい、
20時までなんて早すぎる・・
規則違反でペナルティーをくらい
強制退寮になる子もいました。
「規則が厳しい」
決まってそういうことを言う子がいますが
文句を言うのはやめましょう。
寮というのは『勉強する環境が整っている場所』です。
都会で遊ぶためでもなく
友達作りに励むための場所ではありません。
受験に受かるため。
ただそれだけなんです。
目的がはっきりしている子は、淡々と日々を過ごします。
食事が出て、
シーツも業者が洗濯してくれ、
洗濯機も完備されていて、
予備校も近い。
勉強するには最高の環境じゃないですか。
不満を言う子は目的がそれているんです。
「友達ともっと話したい」
「東京にいるんだから夜もっと遊びたい」
「彼氏とホテルに外泊したい」
何しに来たんすか?
東京を楽しみたいなら
寮なんて出て行きましょう。
恋人とずっと一緒にいたいなら
勉強なんてやめちゃいましょう。
夕食後~就寝までの時間の使い方が重要
私は、
寮で過ごす自主学習の時間で力をつけた
と言っても過言ではありません。
こちら↓の記事でも紹介した通り
(予備校や塾を最大限に活用する方法 授業の受け方 先生の活用法 家での復習方法)
その日の復習を本気でするかしないかが
大きな分かれ道になり得ます。
私の当時の過ごし方は以下でした。
↓
予備校の自習室で、復習開始 (1時間半)
↓
17時半くらいに切り上げ、寮に戻る
↓
18時~18時半まで食堂で夕食
↓
部屋に戻り、復習の続き (5時間)
↓
23時半頃、シャワーを浴びる
↓
24時就寝
これを毎日の日課にしていました。
見てわかると思いますが
寝るまでの間に復習に十分な時間がとれます。
少なくとも3時間はとれます。
この時間を有意義に使わないと勿体ないわけです。
夕食後、食堂が閉まるまで友達と話す子もいます。
部屋の行き来ができる20時まで
友達と部屋で遊んでいる子もいます。
それで息抜きできるなら
それはそれでイイと思います。
要は、
自分がどの程度のレベルなのか、
少しやればできるタイプなのか、
人よりやらないとできないタイプなのか、
それを把握した上で
自分がどう過ごすべきか選択することです。
私は人よりできないし時間がかかるタイプなので
できる限りの時間を勉強に費やしたかったのです。
そして、それができる環境が寮にはあります。
寮に入ったから受かるわけではありません。
自分で何を選択するかです。
友達とおしゃべりするのか、
ぼーっとするのか、
勉強するのか、
自分のすべきことを、常に選択するんです。
週末の過ごし方
予備校の授業が無い週末、
私は予定が無ければ勉強するという選択をしました。
予定というのは
寮生の友達とショッピングに行くとか
美容院に行くとか、ですね。
寮では土日も朝・晩、食事が出ます。
大学生になったら自炊しなければけません。
食事を作る手間が無いだけでも
本当にありがたいことです。
お昼だけ適当に済まし、
食事の時間以外は勉強していました。
最高の気晴らし方法
どんな人でも、何時間も集中力は続きません。
集中力がきれた時に私がしていたことは以下の4つです。
●食堂までお茶をもらいに行き、ついでに食堂にいる友達と少し立ち話でもする
●勉強ができる子に、わからない点を聞きに行く
●親に電話する
部屋を出てふらっと食堂まで行くだけでも気分転換になります。
途中、誰かに会えば話もできて楽しいです。
共に勉強している仲間。
みんな悩みも不安も同じようにあります。
少し話すだけでお互い励みになりますからね。
勉強自体に息詰まったり
予備校と寮の行き来で息詰まる時もあります。
そんな時は自分なりの方法でリフレッシュすることが大事です。
●隣の駅まで好きな音楽を聴きながら歩く
●週末、街に出て遊ぶ
伸び悩んでも、不安に襲われても、
気晴らししながら焦らず、でも立ち止まらず前に進み続けるんです。
自分なりのリフレッシュ方法を発見すれば
1年、走りきることができると思います。
先輩から情報を収集する
全ての寮ではありませんが
現役の大学生が一緒に住んでいる場合があります。
彼ら彼女らも
浪人時代を寮で過ごし、見事大学に合格し
家賃代を浮かすためか、バイトなのか知りませんが
寮に住んで、寮長の手伝いなどをしているのです。
私がいた寮には3人の大学生がいました。
みんな1年前は寮生として予備校に通っていた先輩です。
寮生の中には、その先輩方と仲良くする子もいました。
そして積極的に情報を収集していました。
先輩と同じ大学を目指している子は
予備校でどのレベルまでいけば受かるか、とか
昨年の入試はどんな感じだったか、とか
どんなサークルがあるのか、とか
タメになる情報を教えてくれます。
実際に寮生活を経て結果を出した先輩が傍にいるのは
心強いことですよね。
経験談を聞いてみるのも良いかもしれません。
さいごに
私の中で寮生活は人生で最も大きな試練でした。
正直、最も辛かった1年です。
でも誰でも経験できるものではありません。
あなたの目指しているものが大学受験の先にあるならば
がむしゃらに勉強してください。
私みたいなヤツでも、やればやっただけ結果は出ました。
必ず結果は出ます。
頑張ってみてください。
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