中学から英語の勉強が始まって高校まで6年間、
大学でも勉強すれば10年間英語に触れていることになりますが
日本人は英会話ができない。
日本の英語の勉強っていうのは
大学受験レベルまでいくとかなり難しいですよね。
英語の勉強、楽しかったですか?
私はそこそこ名の知れた大学に入ることができ
英語の偏差値もそこそこ高かったですが
全く英会話ができなかった。
日本人の「英会話力」はとても低いですよね。
学生のみんなさん
日本にいて受験のための勉強をしても話せるようにはならないです。
なぜなら英会話ができるようになる勉強ではないから。
私たちが勉強している英語というのは
がっちがちの論文を読んでいるみたいなもの。
律儀に文法が守られていてやたら難しい単語が並ぶ。
日本の大学受験に必要な英語の文法や文章理解力を勉強しているだけです。
そりゃあ英語が難しく感じるうえに全く楽しくないはずです。
耳を慣らす
海外ドラマや洋画を英語で聞いたところでまず何言ってるかわかんないですよね。
なんたって早い。
字幕を英語にしても理解しながら読むのは難しい。
そうです。
耳が慣れてないからなんです。
子供がどうして2歳や3歳になって
親とコミュニケーションをとれるまでに話せるようになるんでしょうか。
それは日常的に日本語を聞いているから。
赤ちゃんは産まれてから3年あれば日本語で日常会話を話せるようになる。
私達は10年英語を勉強しても話せない。
ここに答えがあります。
日常的に耳を慣らす必要があるってこと。
海外にある程度の期間滞在すれば話せるようになるというのは
英語が毎日耳に入るから。
それと同じようなことをする必要があります。
私は大学4年生の時
時間があれば海外ドラマを観ていました。
ドラマはストーリーがあって楽しいし、とにかく長い!
飽きずに毎日観れます。
音声は英語で
字幕は日本語で観ます。
初めから英語の字幕だとストーリーもわからず
つまんなくなっちゃいます。
字幕は日本語で十分。
耳に入るのは英語なので徐々に耳が慣れてきます。
私は毎日2時間以上は観てました。
2時間、海外の生活を垣間見ることと一緒です。
活きた英語の会話を聞くと学校で習う英語とは違うことに気付きます。
例えば「Come on!」って色んな場面で使われるんです。
「来いよ」って意味じゃなく
「何で行かないのさ~」
「連れないな~」
そういったニュアンスもあるんです。
もし辞書に様々な場面の使い方が載ってても覚えられないでしょう。
実際にどんなシチュエーションでどんな言い方をしてるのか
視覚的にみると1度で覚えるんです。
だって面白いから。
初めはThank you とか Come on とか
誰でもわかる言葉が聞き取れれば十分です。
2回目以降は英語で
耳に慣れるというのを2ヶ月以上続けます。
その後、内容がわかったら
2回目以降は字幕を英語にして観ます。
字幕に出る英文は全部読む暇もないしすぐに切り替わっちゃう速さなので
完璧には理解できないし訳せないと思います。
全部理解しようとしないでいいんです。
中学で習う程度の短い文章だけ理解できるようにします。
I need your help.
とかその程度でいいんです。
簡単な文章を口に出して話す
簡単な言い回しに慣れたら
それを真似して口に出しながら映像を観ます。
赤ちゃんが親の言うことを真似るのと同じです。
繰り返して真似るんです。
よく聞くだけ英語とかありますが
聞いてるだけで英会話はできません。
話しましょう。
真似するのも初めは一苦労だと思います。
逆に言えば真似もできずに自分で話すのはもっと難しいってことです。
興味ある単語を調べる
字幕をみていてわからない単語も出てくると思います。
全部調べていたらきりがないので
どんな意味か知りたいと思うものや
よく出てくるもので気になるものを調べます。
それが下ネタでも何でもいいんです。
興味があって知りたいと思うものなら何でも。
英単語帳で英語を覚えるのはめちゃくちゃ苦労しますが
映像をみて、自分が気になる、知りたいと思う単語だけ調べると
1度で覚えるんです。
私は
wanna ~
gonna ~
gotta ~
という言い回しが教科書には出てこなかったけど会話には頻繁に出てきて
この言い方かっこいいし知りたい!と思って調べました。
wanna は want to ~
gonna は going to ~
gotta は have to ~
と同じ意味で使うということがわかりました。
要は砕けた言い方ですね。
多分、教科書にこうやって3つ並んで書いてあっても
私はすぐに覚えられません。
でも実際の英会話を聞いてこの言い回しがかっこよくて
知りたい!と思って調べると1度で覚えるんです。
教科書の勉強をしていても
行きたい大学には近づいてもnativeに近づいている気はしませんでした。
実際の英会話に触れているとnativeに近づいている確信が出てきますよ。
外国に行ってみる
上記の方法で英語に慣れ半年後にアメリカに行ってきました。
大学の卒業旅行で友達4人と一緒に。
みんな高校英語の偏差値は高いんですよ。
でも話せる人は1人もいませんでした。
私は現地の人が何を言ってるかくらいはわかったんです。
で、中学英語の文法、つまりドラマの中での簡単な言い回し慣れていると
言葉に出るんです。
友達と何が違うかって
海外ドラマを観まくっていた
それだけですよ。
つまり、英語に耳が慣れていて
頻繁に口ずさんで真似ることで
どんどんnativeの人に近づくんです。
友達はみんな高校英語は得意だったんですよ。
でも現地に行ったら「うっ・・・」と圧倒されて終わり。
しまいには日本語で「いいえ結構です」と返す始末。
この違いは日本での英語の勉強ができるか否かではないです。
活きた英語に触れているか否か
それだけだと確信しました。
子供と一緒に習得できる
我が家では子供用の英語のDVDを購入し子供にみせています。
ディズニーが作った子供用の冒険アニメで音楽も楽しいし
ストーリーが参加型。
子供と「○○って一緒に言うんだって!」と言いながら楽しく観ています。
子供用といっても
nativeの子供だって話すスピードはそこそこ速い。
大人が観てもついていける人は少ないと思います。
だから子供用でも十分勉強になるんです。
私はわからない単語が出たら調べながら観て
言える文章は真似して言うようにしています。
1週間観ただけでたくさん言葉や言い回しを覚えました。
日の出前をBefore the sun
発射することをBlast off など。
DVDに出てくる言い回しを全部言えるようになったら
相当英会話力が上がると思います。
映像にこだわりがなく
ドラマや映画では難しいならば子供用から観るのも賢い方法です。
十分勉強になりますよ。
さいごに
私は高いお金を払って英会話スクールに行く必要も
高い教材を買う必要もないと思っています。
自分の好きな映画やドラマを観まくって活きた日常の英会話に慣れること。
これが最強です。
学校で習う英語は
~でしょうか。
~しなさい。
~です。
~でした。
みたいなガチガチに丁寧な論文みたいな文章です。
でも会話って違いますよね。
日本語でもそうじゃないですか。
「すんごくいい!」と「やばい!」が一緒だったりしますよね。
外人さんからしたら解釈するのは難しいですよね。
要は、会話ってニュアンスなんです。
活きた英語に触れると
このニュアンスが良くわかる!
ニュアンスで英会話ができると言っても過言ではないです。
ガチガチの文法だけの勉強だと
ちょっと省略した文章だけで「わからん」ってなっちゃうんです。
究極、単語だけでも現地で通用することも多いんですよ。
どれだけ簡単にシンプルに言えるか、それだけなんです。
受験勉強の英語なんて要りません。
自分の好きな映像をみて好きな言い回しを繰り返しみましょう。
半年も経てば絶対に変わります。
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