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学生のバイト探しの参考に カラオケ店での体験談

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私が大学2年生の時にバイトしていた
カラオケ店での体験談を書きたいと思います。

なぜカラオケか?
カラオケが大好きであわよくばタダで歌えると思ったからです。

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小規模の店を選ぶ

カラオケといってもカラ館やBIG-ECHOは
大規模過ぎて忙しくてやってられなそうだと思いました。笑
それに下宿先が都心の外れにあったので、そもそもカラ館が無かったし
商業ビルの1つの階にカラオケが入っているような街でした。

これくらいの規模ならいけそう(=゚ω゚)!!
またしても簡単に理由を決めてしまいました。

仕事内容

小さいカラオケ店だったので
昼間の11時~18時までは店員は1人しか置かないんです。
満室になってしまうと忙しいですが、何といっても1人って気楽です(=゚ω゚)
私は好んで昼間に入りました。

●朝、店を開けて全部屋の電源を入れて準備
●レジにお金を入れる
●トイレ掃除
●お客さんの案内
●オーダーを運ぶ
●退室10分前に電話
●お会計
●部屋清掃

こんな流れです。
カラオケ店はずっと有線が流れています。
暇な時間はレジの奥に座ってずっと熱唱しています。
テスト勉強してたこともあります。
ちょっと小腹が空いたら勝手にポテトを揚げて食べてたこともあります。
(あ、これはやったらまずいやつです・・)

割引券を配る

店にお客さんを勧誘するのも仕事です。
19時過ぎくらいからビルの入り口で割引券を配布しながら通行人に声をかけます

同じビルにカラオケ店がもう1店舗入っていてそのライバル店も同じように勧誘しています。
キャバクラのボーイの人も一生懸命声かけしています。

その中で自分の店を選んでもらうために声をかけ続けます。
全く成果がないと店長にダメ出しされちゃいます。
ここは女性であることを最大限に活かします。

1番のターゲットは酔ったおっさん
おっさんは若い子なら何でもOKです。
「お、君いいね~」
とか言われたらこっちのもんです。
キャバクラに行く前にカラオケで遊んでもらいます。
金曜日はカラオケ料金が少し高いので声かけにも気合が入ります。

19時から数時間立ち続けるので冬は特に過酷ですが
「興味を持たせるのがいかに難しいか」がよくわかる経験をしました。
ほんっとーーーーに自分の店を選んでもらうのって難しもんです。
新宿辺りで声をかけながらキャバクラのポケットティッシュを配ってるお兄さん、
あの人達をマジで尊敬してました。笑

常連客と親しくなる

小規模のカラオケ店に来るお客さんはリピートする確率が高いです。
知り合いが誰も来ないような安心感があるらしく
1人カラオケや楽器の練習に来る方もちらほらいました。

だいたい〇曜日の〇時に来るお客さん、というのが決まってきて
仲良くなって世間話することもありました。
小規模の店だとお客さんの顔も覚えるし接客が面白いです。

常連客の中には、高校生もいました。
高校生は昼間からカラオケで遊びます。
テスト期間中は高校生で満室になりました。
その時ばかりは目が回る程忙しかったです。

で、当たり前のように彼らは煙草を吸います。
で、当たり前のように「〇ちゃん(←私をちゃん付けで呼ぶ)、灰皿持ってきて~」
と言ってきます。

本当に都会の高校生はませています。
タチが悪いとカラオケ店で値切ろうとします。笑
断固拒否しましたが週に3回は来る常連ぶりだったのでデザートくらいタダで出してあげました。

そんな高校生達にある日天罰が下りました。
学校の先生方がパトロールでカラオケ店に偵察にきたんです。
部屋は高校生で満室。どの部屋からも煙草の臭い。
彼らは捕まり、強制的に帰宅。

それから彼らはうちの店を警戒し、あまり来なくなりました。
(売上上がらないから高校生でも来てほしいけどねっ)

やっぱり・・タダで歌える

仕事に入っていない日にお店に行けば、タダ同然で歌えました。
店長がいない時間を狙って私も友達を誘って行きました。

そうなんです。
私はこれがしたかった!笑

授業が終わって、飲みに行って、カラオケしてから帰りた時ってありますよね!
でも19時から23時くらいまでは料金が高い!
(だから学生は昼間かオールナイトを選ぶわけですが)
そんな時自分がカラオケで働いていれば安く済むんじゃないか!
そう思ったんです。

で、その通り実行しました。
友達も割安なので大喜び。
私が働いているからという理由でまた利用してくれるかもしれないしwin-winです。
まあ店長にバレたらやばかったですが。

大きな失敗

カラオケは個室です。
ドリンクがあまりに多いとドアを開けられない・・。
無理して片手で開けて、片手でお盆を持って入ったらふらついて
お客さんめがけてドリンクをぶちまけたことがありました。

幸い優しいお客さんで「大丈夫、大丈夫」と言ってくれたんですが
「死にたい・・」と思いました。笑

あとは夜中のシフトに店長と2人で入った時に衝撃的な出来事が起こりました。
夜中は一定の時間帯を過ぎると暇になります。
みんなドリンクも飲まなくなり退室時間までグダグダ過ごします。

そんな時に店長が最後のチャンスとばかりに
「部屋を回ってドリンクオーダーとってきて」
と指示しました。
で、全部屋をまわる私。
これでやっと最後だ、とあるカップルのお客さんの部屋をノックしました。
入って「失礼します。ドリンクの・・・・」

言いかけて言葉がつまりました。

あるんですね。

ええ。

カラオケって・・・
あるんですね。

いや、あるとは思ってましたが・・・

 

 

カップルが事に及んでいました・・・。

とりあえず引き返したらもっと気まずいし
とりあえず
「ド、ドリンク、ラストオーダーありますか?」
超早口で聞く私。

「あ、いいです」という言葉を期待していたのに
男のほうが、まさかの

「あ、ウーロン茶で」

 

こ、こいつ、、、、この状況でオーダーしやがった~~(゚Д゚;)!!

 

ドアを閉め店長のもとまでダッシュ!!
驚きと笑いでなぜか泣きながら店長に説明。
店長も・・・ドン引きでした(-Д-;)

その直後、電話が鳴ったんです。
なんと!あの部屋からだったんです!!

えー!えー!なに?なに?怖いっ!!!

恐る恐る電話に出ると
「あ、さっきのウーロン茶・・・ホットで

やばい状況を見られながらもクールに「ウーロン茶」をオーダーしたうえ、
数分後にわざわざ電話でホットの注文をつけてきやがったカップルの男のほう。

彼の強靭な心臓にアッパレでした。

私はもう笑いが止まりませんでした。
もちろんドリンクは店長が運んでくれました。

これは私の失敗ではないですが
漫喫とかカラオケって個室だから
こんな場面に遭遇することがあるかもしれません。
まあ、めっちゃ気まずいですけどねっ!

バイトで広がる人間関係

カラオケ店でバイトしてる先輩方はそれはそれは個性的でした。
一言で言うとイイ意味で「適当」な人が多かったです。

「給料」のことしか頭になく最低限の仕事しかしないギャル男
「バイトも遊びの一部」で私以上にタダで歌いに来るサッカー大好き男
「勉強の息抜き」に週1しか入らない真面目っ子
「深夜しか入らないバイトスタイル」を確立しているベテラン
「教習所に通うお金だけ稼いだら辞めたい」ギャル
「キャバ嬢と掛け持ち」の姉さん的存在のギャル
「大学を留年していて人生に迷ってる」頼りあるリーダー

濃い。
みんな違ってみんないい。笑

絶対に夜中しか入らないベテランの先輩は
在庫管理もできるので食品の仕入値も把握していました。
フライドポテトの冷凍は1袋1キロ入って200円。
彼はたまにそれを盗んでいました。
理由は「安いから問題ない」とのこと。

キャバ嬢と掛け持ちしている姉さんは異性への気遣いがハンパない人でした。
バイト仲間にバレンタインチョコを用意したりお客さんへの対応が柔軟だったり、
割引券を配れば確実に男性客を連れてきました。

最低限のことしかしないギャル男の先輩はとにかく周りの目は気にしない。
リーダーにも物怖じせず常に自分らしく振る舞っていました。
リーダーは腹を立てるわけでもなく、それがこいつの個性と認め可愛がっていました。
私は厳しい部活動や縦社会に身を置いていたのでカルチャーショックを受けたんです。
「あ、こんな風に自分らしくいても周りは認めてくれるんだ」と。

リーダーは大学留年中で年齢も謎の人でした。
社会的にみれば落ちこぼれかもしれませんが
みんなを上手くまとめ、好かれる才能が秀でていました。
相手がどんな人か即座に判断し相手に合わせて話す内容も話し方も変える。
忙しい時にいてくれると本当に助かるしミスもフォローしてくれる。
仕事がめちゃくちゃ早いし、遊ぶことも上手い。
遊び方を知っている人は世間を知っています。
社会に出る前に知っといた方がいいことをたくさん教えてくれました。

たまに一緒に飲みに行き、変なあだ名をつけ合い、変な噂を流し合い・・
これまで出会ったことがない面白い人達に出会えました。

さいごに

カラオケ店で働くメリットをまとめると
●昼間や夜中の暇な時間に入ると楽
●タダで利用できる可能性もある

これくらいです。
少なっ。笑

どんなバイトもそうかもしれませんが
学校以外の人脈が広がるのが楽しかったですね。
バイトしなければキャバ嬢掛け持ちの姉さんと話すことなんてなかっただろうし
年上の先輩方に良い意味でも悪い意味でも世間というものを教えてもらえて
「生き方」が上手くなりました。

カラオケ好きなら1度はバイトしてみてもいいと思います(*‘∀‘)

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