まだ東京に住んでいた頃です。
休日に、いつものように
旦那と2人でマルエツに買い物に行った時のことです。
野菜を選んでいると
突然、6歳くらいの女の子が
私のお腹に抱き付いてきました。
私は外見も特別子供に好かれる雰囲気じゃないし
驚いたんですが
女の子は私の顔を見上げ
ニコッと笑うと
ママのところに戻っていきました。
3日後、
妊娠していることがわかりました。
あの女の子は知ってたんでしょうね
赤ちゃんがいること。
じゃなきゃ私なんかに抱きつきませんから。
子供の不思議な力を感じた瞬間でした。
娘も面白いことを言うことがあります。
「ママのお腹の中はね、ピンク色だったんだよ」
( ゚Д゚)
「出る時はね、光が見えたの」
(; ゚Д゚)
「それでね、血を洗ってもらったの」
((((;・ω・)
・・・・・
ある程度大きくなってからこういう話をする娘を
とても不思議に思うわけですが・・
産んでから数年経ち、大人である私は
神秘的な瞬間のことなんてとうに忘れてしまいましたが
子供は唐突に思い出したり、しゃべったりします。
「お腹の中でね、いちご食べたよ!」
((( ゚Д゚) またっ・・
娘はいちごが大好きです。
妊娠中、いちごを食べるとよく動きました。
とても喜んでるようでした。
産まれてみると、いちご大好き。
(T_T) うう・・・
神秘的な胎児ってやつが、
外に出ると、赤ちゃんとしてお世話されて
ママは育児で大変になって
お腹にいた時の不思議な感覚とか
話しかけて反応があって嬉しかったこととか
そういうことなんて忘れちゃって
毎日「早く寝てくれ」としか思わなくなったりするんですが(笑
それでも子供は
頭のどこかで全てを覚えてて
娘みたいに引き出しから出す子は
それを具体的にしゃべったりして。
ついでに聞いてみたことがあります。
「なんでお腹から出てきたの?」
と。
「だって出たい!と思ったもん(^-^ ママ大好きだから」
( ̄ー ̄)
泣く・・・
ちなみに、今だけを生きている息子は、こういう話、通じません。笑
息子らしい( ̄▽ ̄;)
時が経ち、娘も6歳になり
あの女の子のことを思い出すんです。
あの時、宿っていた赤ちゃんが
あの時、私に抱き付いてきてくれたあなたくらいの年齢になりましたょ、と。
あの時、私に笑ってくれたこと。
「あなたでいいよ」と言ってくれてるようで
今も励まされること。
お腹にいた時、何を思って過ごしたか
産む時に何を思ったか
そんなことを鮮明に思い出し
なぜ目の前のこの子が今この場所にいるのか
何となく悟るのです。
しょーもないこの世界で
なぜ出会ったのか
なぜ生きてるのか
なぜこの親、この子なのか
全てのことに、繋がりと意味があり
それを紐解くために生きてる気がしてならないのです。
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