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保育園入園 泣くと辛い 子供に合った慣らし方と対話の勧め

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もうすぐ保育園・幼稚園入園の時期ですね。
心配や不安が出てきます。

慣らし保育で慣れてくれるのか
泣かれて仕事に行けるのか
泣かずに登園できるようになるのか

私の娘は1歳の時に1クラス25人以上いるマンモス保育園に通い
その後旦那の地元に引っ越すことになり、現在は小規模の保育園に通っています。
その体験談から気付いたことや慣らすコツ
問題が起こった時の対処法などを書きたいと思います。

保育の建物・雰囲気に慣れさせる

クールで1人が好き
協調性があまりない
大人数が苦手
ハイテンションの先生が苦手
友達が苦手(自分より大きいお姉ちゃんは好き)

そんな性格の娘は下の子の産前後3ヶ月間、保育園に通いました。
ちょうどイヤイヤ期目前でした。
1歳を過ぎると‘ママと離れる’ということが明確にわかります。

いきなり25人もいるクラスにいれたら娘の性格上
拒絶反応するのは目に見えていました。
少しでも精神的負担を減らすために段階的に慣らそうと決めました。

入園希望の保育園を決めたら、なるべくそこに行くようにします。
これはとても大事なことです。
その建物や先生、中の雰囲気を知っているかそうでないかは本人にとって大きい差です。

保育園内に毎日開放している支援センターなどがあったらラッキーです。
出来る限り通い子供に「ここで遊ぶのは楽しい」と感じてもらうんです。
通っているうちに支援センターの先生に子供のことを覚えてもらえるので
入園の話もしやすくなるし、悩みも言いやすいです。

開放していない保育園もあります。
それでも見学はできます。
月に1回くらいイベントをやっているところもあります。
そういう行事に積極的に参加するようにしましょう。

建物・雰囲気に慣れたら次は一時保育を利用して預けてみます。

一時保育をする前にしておくこと

一時保育を利用する前に子供にしておくことがあります。
それは「言い聞かせ」です。
寝る前など子供が落ち着いている時に言い聞かせます。

「先生のところに今までママと行ってたけど今度は1人で行ってみない?
先生のとこでご飯も出るんだ。とっても美味しいんだよ。
ママはちょっと病院行かなきゃいけないから、ご飯を食べ終わったら迎えに行くね」

拒否反応する子もいれば理解する子もいます。
どちらにしろ
‘なにやら自分は先生のところに1人で行くらしい’
ということがインプットされます。
これが大事です。

そして「必ず迎えに行く」ことを理解させます。
「ご飯さえ食べ終えたらママが来る」
「お昼寝が終わればママが来る」
それをきちんと伝えます。

娘は「やだ」と言うこともありました。
そんな時は登園のカバンを自分で選ばせて買ってあげたり
自分の好きなキャラクターのキーホルダーをつけたり
好きなキャラクターのタオルを持たせたりして
「わー可愛い!これ先生も可愛いって言ってくれるかな?友達にも見せなよ」
好きなものが一緒なら少し安心した表情を見せてくれました。

いざ、一時保育

ラッキーなことにマンモス保育園の一時保育はクラスに入れるのではなく
一時保育室というのがあり、一時保育の子供2~4人だけで生活するものでした。

これならイケる!!

そう思った私は初日からお昼を食べ終えるまで預けることにしました。
9時~12時までの3時間です。

朝、初めて私と離れることになる娘。
その日の朝ももちろん言い聞かせました。
「今日はママ病院だから、先生と美味しいご飯食べてね。
食べ終わったら迎えに行くから大丈夫だよ。いつものおもちゃで遊んでてね」

未満児は9時におやつがあります。
子供っておやつには食いつきます。
「朝行ったらすぐにおやつくれるよ。今日は何かな?」
娘は食べることが大好きなので
私の方なんて見向きもせずに保育室に走っていきました。
私はそっと帰りました。

初めて預けた日、私は家に帰ってから何も手につかず
もうすぐ臨月のお腹をみながら
いつ保育園から電話がかかってきてもいいように
携帯を片手にボーっとソファに座って過ごしました。
娘がどうしてるか、そればっかり考えてました。
本当は1人になって楽なはずなのに
早くお迎えの時間になって欲しいとさえ思いました。

一時保育の先生は遊び慣れている支援センターの教室で遊ばせてくれたようで
娘は「ママがいない」とポカンとした顔ではあったものの
とりあえず遊んでくれたようです。
食べることが好きなのが救いでした。
給食は完食、無事に初日を終えました。

預ける時間を延ばす

娘がお昼ご飯までの保育に慣れだしたら
次はお昼寝にチャレンジしました。
でも娘は当然私以外の人と寝たことがありません。

先生はベテランの信頼できる先生でしたが
おそらく寝れずにゴロゴロする眠くて泣き出す
どっちかだな、と思ってました。
先生にも「寝れなかったら寝れなかったで構わないです」
と伝えておきました。

お昼寝が終わるくらいの時間に迎えに行くと
「寝ましたよ(*^^*)」と先生。

どないして(゚Д゚)!?

さすがベテランの先生、
事前に娘が寝る時に大人の肘を触る癖があるとか
アンパンマンの歌が好きであることを伝えておいたんですが
その通りやってくれ
他の子もいて大変なはずなのに娘に付いて寝かせてくれたようです。

す。。すげー。。プロってすげー。

世の保育士さんを心から尊敬した瞬間でした。

娘の性格上「状況を把握して諦める」ことがあるので
ママがいないし、しゃーない寝るか・・・
と思って寝てくれたのかもしれませんが。

一時保育ならお昼寝までできるようになった娘。
そしていよいよクラスに入る時が近づいてきました。

はちゃめちゃな1歳児クラス

1歳児が25人以上もいたらめちゃくちゃです。
落ち着きなく走り回るし
良いことも悪いこともよくわからないし
イヤイヤ期も始まり、やりたい放題。

そんな中に娘は飛び込むことになります。

一時保育の先生が入園前に少しでも慣れるように
クラスの中で遊ばせてくれた日もありました。
一時保育の先生がついているのもあり安心して遊んでいたようです。

そして、いざクラスに入園の日になりました。

娘にとっては不幸なことに、私が出産を終えまだ入院してる最中でした。
家にママがいない、夜はじいじかばあばと寝る、
そんな不安定な状況でのスタートでした。

私の母親が娘の送り迎えをしてくれましたが
娘は朝、ギャン泣きだったそうです。
そりゃあそうですよね。
私でもこの状況なら寂しくて泣きます。笑

一時保育の先生も心配して朝だけクラスにいてくれたり
日中、覗きに行ったりしてくれたようです。
朝、別れる時はギャン泣きですが、日中はとりあえず諦めて遊んでいるようでした。

私も退院後、娘をクラスに送りましたが
「ギャン泣きの我が子を預ける」という経験を初めてして
一緒に泣きました(ノД`)・゜・。
2児の母になったのに、いい大人なのに
めちゃくちゃ恥ずかしかったですが・・泣きました。

先生に「ママ、大丈夫よ(^^」なんて励まされる始末でした。
あの時はいつまでこんな朝が続くんだろうと思っていました。

泣かない日は来る

1ヶ月経っても娘は毎朝泣きました。
すぐに慣れるタイプじゃないことはわかっていました。

家ではママが突然現れた赤ちゃんと一緒にいるのに
自分だけ保育園に行かねばならないという不満、
友達の人数が多くいつも自分の近くに先生がいるわけではないという不安、
騒ぐ子や暴力的な子もいるという不安、
それに加え、娘は友達とじゃれあうのが嫌いでした。
(子供として致命的っΣ(゚Д゚)・・笑)

みんな途中から入った娘に興味津々で顔を触ったり抱き付いたりするんです。
見てる分には微笑ましいんですが、娘にとってそれは苦痛でした。
毎朝泣きながら逃げ回る娘。
すぐさま先生が抱っこして助けてくれるんですが
娘は毎日のことで嫌で仕方がなかったようです。

1歳児クラスは友達と喧嘩になったり傷つけあったりおもちゃを投げ合ったり
そんなことが日常茶飯事です。
それを全く気にしない子もいます。
娘は気にするタイプでした。

私は言い聞かせました。
「友達はみんな〇〇(娘)のことが好きなんだ。一緒に遊びたいんだ。
でももし触られるのが嫌だったら先生に言えばいいよ。先生は助けてくれるから。
痛いことされた時も先生に言えばいいよ」

‘とりあえず嫌なら先生に助けを求めればいい’

娘はそれを覚えてから泣かなくなりました。
1人で行くのは寂しい
友達が嫌なことする
でも給食は美味しい
外で遊ぶのも楽しい
午後のおやつが済んだらママが迎えに来てくれる
小さいながらにこれらを理解し何とか過ごしてくれました。

小規模の保育園へ転園

旦那の地元へ引っ越し、娘は3歳から再び保育園に通い出しました。
マンモス保育園とは比べ物にならないほどの少人数の所です。
いくら娘が以前保育園に通っていたからといって
子供にとっては慣れない新しい場所であることに変わりはありません。

娘の性格を考慮してここでも段階的に慣れさせるようにしました。

開放していない保育園だったので
イベントがあれば足を運ぶようにし
娘に「あそこで先生や友達と遊ぶのは楽しい」と感じてもらうようにしました。

入園を控えている1月~3月にかけて週に1回程度一時保育を利用し
給食を食べ終えるまで預けました。
そのお陰か友達、先生にも慣れました。

何と言っても、児童数が少ないので先生も少ない
遊ぶ時は全児童、全先生と一緒なので
娘はすぐにみんなの顔を覚えたんです。
それが大きな安心材料になりました。

4月、入園式の日。
年少で入園する子が娘の他に3人いました。
慣れずに終始泣いている子が2人。
あとの1人は気にしないタイプの子でした。
娘は周りが知ってる顔ぶれなので泣きませんでした。

泣いている子のママさんから「よく泣かないね~うちは全然だめ」と言われ
「何度か預けたことがあって」と言うと
「そうかあ!うちも預ければよかったな」と。

おそらく娘も入園式が初めてだったら泣いていました。

入園後3ヶ月で楽しめるように

小規模の保育園ではありましたが、以前にも書いた通り
くじ運悪く担任の先生が威圧的でちょっと怖い先生にあたってしまったんです。
保育園の先生が怖い・苦手 どんな状況でも使える嫌いな人との接し方

上の記事にも書きましたが、嫌いな先生のかわし方を自分の中で習得した娘は
怒ったり威圧的であることをスルーするようになりました。
男の子なんかは気にしない子がほとんど。
みんな先生が威圧的だろうがお構いなしで遊びに夢中なんです。
娘にもその感覚を少しでも持って欲しかったんです。

娘は担任の先生を「怒る先生」と名付け
世の中にはそういう人もいるという認識をしてから明るくなりました。
友達の名前も全員覚え園での話をしてくれるようになり
大好きなダンスや歌もみんなとできるのが楽しいようで
運動会やお楽しみ会の練習が始まると本当に楽しそうに登園していきます。
帰ってきてからも練習の成果を披露してくれます。

保育園の良いところは子供の仕事である「遊ぶこと」
がめいいっぱいできることですよね。
家では家事しながら遊んだり、十分かまってあげられないことが多いですからね。

突然の・・先生のとこ行くの嫌っ!

娘が保育園にも慣れてきて、もう余裕だなと感じていた頃
娘が朝起きると突然「先生のとこ嫌っ!」
と言い出したんです。

それは何でもかんでも嫌という時期の「いや」とは違っていました。

2人きりでお風呂に入るチャンスがあったのでその理由を聞きだすことにしました。
「先生のとこで何が楽しい?」
「うーん、ゲーム!」
「そっかあ、〇〇ちゃんはゲーム強い?〇〇くんも強そうだなあ」
「うん、〇〇くんつよい!」
「じゃあ、先生のとこで嫌なことは何かある?」
「う~ん・・・・怒る先生」
「そっかあ、また先生怒ってたの?笑」
「そだよ。あのね、〇〇くんが私の頭叩いたの、だから先生怒ったの」

「え?叩かれちゃったの?」
「うん、それで私えーんって泣いたの」

リラックスしている時や2人だけの時、子供は普段言わないことを言ってくれたりします。
私はいつもこの方法で聞き出します。

娘は叩かれたことにショックを感じていました。
で、それは2回くらいあったようです。

ここで大人は何をしてあげられるか?
それは不安や嫌な気持ちを拭ってやることです。
「叩かれたら痛いよね。嫌だったらや・め・て!!って言い返したらいいよ
先生にも言おう。
それでもやってきたら応戦する!」
「なにそれ?」
「だから、にゃーーーーって猫パンチする!!」
「なにそれ~(´ω`)おもしろっ」

くすくす笑う娘は気が晴れたようで
また元気に登園してくれるようになりました。

嫌なことがあっても聞いてくれる親がいる
助けてくれる先生がいる
そういう支えがあるから、また頑張れるんです。

どうせ泣く、いつか慣れる

マンモス保育園と小規模の保育園を経験してわかることがあります。

どんな環境でも泣く子は泣くし
気にしない子はすぐに慣れる。

マンモス保育園でも一時保育から始めるとクラスに馴染みやすいと先生に言われました。
確かに突然入れるよりは拒否反応は少なく済みました。
突然入れていたら家から出ないくらい拒否していたと思います。

下の子(男)は現在慣らし保育で一時保育を利用しています。
彼はお姉ちゃんと違う性格です。
人懐っこい
甘え上手
女性が好き
保育士さんは優しい女性です。
しかも若いほど嬉しそうです。
案の定、彼はお姉ちゃんより慣れるのが早いです。

数時間からでも一度預けてみて我が子がどんな反応をするか知りましょう。
朝だけ泣くのか
日中も泣いているのか
気にせず遊んでいるタイプか

どれだけ泣くか、いつ慣れるか、それはその子によって違います。
その子の性格を把握し、慣らし保育の期間、頻度などを考慮してあげると
慣らし保育もうまく進むと思います。

大事なことまとめ

●入園前に保育園の建物・雰囲気・先生に慣れさせる
●慣らし保育や入園前に子供に言い聞かせておく
●必ず迎えに行くと伝える
●突然行くのを嫌がる時は落ち着いて理由を聞き出す
●何事も解決策があることを伝える
●園での楽しみを見出す
●できるだけその子に合った慣らし方をする

娘は大人数のクラスに慣れたと思った頃引っ越し
初めての場所でまた保育園に慣れなければならず
しかも担任の先生がちょっと怖い・・
大変な思いをさせました。
一緒に乗り越え私も色んなことを感じました。

慣れる、慣れない、泣く、泣かない
先生を好きになる、嫌いになる
その子その子によって違います。
娘のクラスでも少人数だけどいまだに慣れてない子もいますから。

親ができるのは誰よりも子供の性格を理解して
どうすればその子の不安を少しでも拭えるか
どうすれば楽しいと思ってもらえるか
先生任せにせず、親がそれを気にかけてあげましょう。

娘の場合、何か嫌なことがあった時
解決したのは保育園でもどこでもない、常に「家」でした。
子供は親に話し理解してもらうことで次に進めます。
親は子供の心が楽になるように解決策を一緒に考えてやります。
それが子供の心を強く支えます。

下の子が4月に入園を控えています。
また色んなことが起こると思います。
でも常にすることは同じです。
子供とちゃんとコミュニケーションをとること。

そんなことわかってるわよ!と思いながらも
忙しくなると1番できていないことがこれです。

朝、子供が保育園に行きたくないと言って愚図っても親は怒るだけ。
それでは子供が抱えている不安や嫌な思いのやり場がない。

朝は時間がありません。それなら寝る前でもいい、休みの日でもいい、
対話しましょう。
子供にとって自分(親)が安心して帰れる場所になりましょう。
お子さんにとって楽しい園生活が始まりますように☆

こちらも参考に。
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